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『日本の弓術』(オイゲン•ヘリゲル著)

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スピリチュアル的にいうならこの本、「ハイヤーセルフとつながって願望を実現する本」かな。

弓道の技術書だと思うと失敗します。

「的にあてよう」とする弟子と

「整えば的には自然とあたるもの」とする師匠との、5年によるやりとりです。

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著者はドイツ人のオイゲン•ヘリゲル(1884〜1955)。日本人の弓道師範に弟子入りし5年研鑽した講演録。

「的にあてることを考えるな」だとか

「弓を引き矢が離れるのを待つ」だとか

「弓を腕の力で引いてはいけない。心で引くこと」だとか

ちんぷんかんぷんなことを師匠はいうわけです。

けど、まったくその世界がわからないオイゲン•ヘリゲルは本を読んだり、師匠のいうことを素直にやらずに我流でやろうとする。

そんな彼に対して師匠は、「あまりに使いたくない手ではあるが」と前置きして、秘技をみせるわけです。で、驚いたヘリゲルは素直に研鑽をつみはじめ、言語化できない世界を体得するわけです。

さて、いまの世の中「願望実現」をすることにすごい価値が置かれています。

でもそれって、「的に当てよう!」とする営みだと思うのですよ。

根底にはエゴがあって、それを充足させよう、満たそうとする営み。

資本主義が人間の欲望開拓をベースにしている以上はこういう構造で社会はなりたつのはしょうがない。

ワタクシにだって実現したい願望はあるし、そのための行動もしているつもり。

けど、人間が人間らしく生きるには、「的に当てよう!」と追っかけるばかりではしんどいと思うのです。

どこかに、「整えば的には自然とあたるもの」ってパラダイムの変換があった方がいいんじゃね、と。

以下は師匠がヘリゲルに言われた言葉。無心になると、矢が手元から勝手に離れるんだそうだ。

「あなたは頃合いよしと感じるかあるいは考える時に、矢を放とうと思う。あなたは意志を持って右手を開く。つまりその際あなたは意識的である。あなたは無心になることを。矢がひとりでに離れるまで待っていることを、学ばなければならない」(P33)

でもこれって、無欲になるとアイデァが思いついたり、人との出会いがあったりすることと一緒だよね。

アップルの創業者 スティーブ•ジョブス

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かれがこの本を愛読していたとか。。。

Macやi-phoneなど世を変えるプロダクツは、「的に当てよう!」的な思考からはでてこないということじゃないかしらね?

文庫で本文だけなら66ページ。文章も平易なので、おススメ。「願望実現系」の本はたくさん読んだけど、という方には特におすすめ!


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