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書籍『恐怖なしに生きる』(クリシュナムルテイ)

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「何かあったらどうするの?」だとかいう親御さんからの教育

早いうちに手を打たないと●●になっちゃうよ」的なマスメディアの情報

普通に生きていて、ワタクシたちは不安や恐怖が刺激される時代を生きていますわね。

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クリシュナムルティ(1895〜1986)のこの本には、不安や恐怖と向き合う叡智が満載です。今の時代に不可欠な「生きていくスキル」かもしれませんね。

曰く「絵画や音楽や人間関係であれ、何を望むのであれ、どんな形にせよそこに達成を求めるときには、つねに恐怖が存在します。そこで重要なのは、自分の内部で起きている恐怖の全過程を自覚し、観察し、それについて学ぶということです」(P76)

で、ポイントは「どうやって恐怖を取り除くのかとは問わないことです」とあります。恐怖に蓋をして見たくない現実にしようとしたり、「オレは恐怖なんかないんだぞ」と強がったりしないということでしょうかね。

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クリシュナムルティのこの本を読むと、「怖いものの怖さを知ることが勇気じゃ」と若き日の宮本武蔵を説教したという、沢庵和尚が思い出されます。(吉川英治の作り話でしょうが。。左が沢庵、右が武蔵です)私たちは恐怖に対して、常にバイアスがかかった状態で認識しようとします。必要以上に怖れたり、怖くないと大見得をきったり。。。つまり、現実そのままに恐怖を観察するのではなく、自分の世界観の中で認知をしようとするわけです。暴れ者だった武蔵を「お前の勇気は蛮勇」と一刀両断した沢庵和尚は、「恐怖をきちっと向き合えよ」といいたかったんじゃないかなと。

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クリシュナムルティは沢庵和尚ほど厳しくなく、やさしく問いかけます。

「思考の作用の一つは、始終何かを思いめぐらしているということです。私たちの多くは、心を絶えず何かでいっぱいにしておきたいのです。そうすれば、あるがままの自分を見なくてもすむからです。空っぽになることが怖いのです。自分の恐怖を直視するのが怖いのです」(P23)

「成功」と「名声」への願望は、心理学的にはまさに比較の本質だといえます。私たちは比較によって絶えず恐怖を生み出してきたのです。そしてそれは、対立や争いをも引き起こしています。この対立や争いを世間では高く評価しているのです」(P33)

「私は過去によって恐怖を認識するのです。恐れる原因となった過去の出来事の知識はテープのように恐怖を認識するのです。それで脳は、恐怖の知識を持つのです。ですから知識が恐れなのです」(P145)

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恐怖は自らの思考(=言葉)から生まれるけど、言葉をとめた先にある静寂には恐怖は存在しない

ってことが根底に貫いている思想かしらね? もっとうまいまとめ方がありそうですが、まあ、そんな感じ。

創業時のワタクシの恐怖の一つは「会社がうまく回らなくなること」でした。それはそれは、恐怖でしたよ。

けど、お取引先の一社が倒産し、債権者集会にいったときに「えっ、これが債権者集会の現場??」ってのを味わったんですね。そこには、債権者に罵倒される社長の姿も、取引先に土下座をする姿の社長もなかったわけです。ごくごくたんたんと弁護士のリードのもと「倒産の手続き」が行われていたんですね。

そう、ワタクシが恐怖に感じていたのは自らの思考が作りだした幻想だったわけです。どこかのテレビでみた話だとか、どっかで読んだ物語だとかが、自分の中で「倒産するとはこういうことだ!」って幻想を創りだしていただけなんですね。

自らの思考が創りだした世界はしょせんはバーチャルなもの。いま、この瞬間、この場所で、恐怖している自分を観察できれば恐怖が幻想だと理解できるということですね。あと、ワタクシたちは、恐怖を観察するのではなく、認識しようとしてしまうから苦しさにはまるのかもしれないとこの本は教えてくれます。

いうは易く、行うは難し。けど、宗教者なんだけどたんたんとした口調で語るクリシュナムルティの言葉を読んでいると、「ふむふむなるほどなるほど」となるから不思議。で、なんとなく日常でも実践できるから不思議。こと、ワタクシの場合ですけどね。宗教者の本にありがちな「ワタシの考えについてくれば救われるよ」的な空気がないのもグーです。操作しない感じが行間からただよってくる著者さんです。

なんだか恐怖や不安ばかりの日々を生きているなあ、という人には特におすすめ。チャレンジしてる限り誰にも不安や恐怖はあると思うけど、それに精神的にまけてしまっては元も子もないですからね。全234ページ、対話形式が途中にはさまっているので理解が深まります。

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