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書籍『深夜特急』(沢木耕太郎著書)〜多くの旅人を生み出したバックパッカーのバイブル

数多くの善良な(?)社会人を、社会からドロップアウトさせ、旅人へと誘った名著です。

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「インドのデリーからイギリスのロンドンまで乗り合いバスだけで行けるか?」という仲間うちの会話から、26歳フリーライターが実際に旅にでてしまうという話です。
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いまみたいにネットが発達してる時代じゃない頃の話。ガイドブック『地球の歩き方』だってカバーしていない国々の話。
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著者は沢木耕太郎(1947〜)。『テロルの決算』(1979年)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したノンフィクション作家です。
51uKkF+wrxL._SX345_BO1,204,203,200_←この本もおすすめ 右翼の山口二矢青年が主人公です
文庫本で6冊。
1 香港・マカオ
2 マレー半島・シンガポール
3 インド・ネパール  ←とりあえず1冊ならこれ!
4 シルクロード
5 トルコ・ギリシャ・地中海
6 南ヨーロッパ
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「人間が人生をリセットして旅にでたくなる感情」
多くの人が本質的にもつこの感情を、著者の感性から生み出された透明でクリアーな言葉でちりばめられている本です。大沢たかお主演でドラマになりました。
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<さて、これからどうしよう……> そう思った瞬間、ふっと体が軽くなったような気がした。今日一日、予定は一切なかった。せねばならぬ仕事もなければ、人に会う約束もない。すべてが自由だった。そのことは妙に手応えのない頼りなさを感じさせなくもなかったが、それ以上に、自分が縛られている何かから解き放たれていくという快感の方が強かった。今日だけでなく、これから毎日、朝起きれば、さてこれからどうしよう、と考えて決めることができるのだ。それだけでも旅に出てきた甲斐があるように思えた
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あるいは、彼らも人生における執行猶予の時間が欲しくて旅に出たのかもしれない。だが、旅に出たからといって何かが見つかると決まったものでもない。まして、帰ってからのことなど予測できるはずもない。わからない、それ以外に答えられるはずがなかったのだ。

そして、その状況は私にしても大して変わらないものだった。わからない。すべてがわからない。しかし人には、わからないからこそ出ていくという場合もあるはずなのだ。少なくとも、私が日本を出てきたことのなかには、何かが決まり、決められてしまうことへの恐怖ばかりでなく、不分明な自分の未来に躙り寄っていこうという勇気も、ほんの僅かながらあったのではないかという気がするのだ……。
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しだいに近付いてきた向こうの若者がふと顔を上げる。そこに自分と似たような姿の私がいることに気がつくと、かすかに顔の表情が動く。彼にとって私は、東から西へ、それもいささか恐ろしげなところのあるインドを通り抜けてきた、いわばインドの生還者なのだ。だからといって立ち止まりなどせず、ただ互いに顔を見合わせ、口元を綻ばせ、すれ違う瞬間にどちらかともなく声を掛ける。「グッド•ラック」
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旅がもし本当に人生に似ているものなら、旅には旅の生涯というものがあるのかもしれない。人の一生に幼年期があり、少年期があり、青年期があり、壮年期があり、老年期があるように、長い旅にもそれに似た移り変わりがあるのかもしれない。私の旅はたぶん青年期を終えつつあるのだ。何を経験しても新鮮で、どんな些細なことでも心を震わせていた時期はすでに終わっていたのだ

 この本が長く読まれている理由の一つが、著者が旅にでたことをたのしみながら、どこか観察者の視点を持っていることがあげられます。さすが、ノンフィクション作家ですね。で、バックパッカーを礼賛するだけでなく、旅人のもつ無責任さなども指摘しています。
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 ヒッピーたちが放っている饐えた臭いとは、長く旅をしていることからくる無責任さから生じます。彼はただ通過するだけの人です。今日この国にいても明日にはもう隣の国に入ってしまうのです。どの国にも、人々にも、まったく責任を負わないで日を送ることができてしまいます。しかし、もちろんそれは旅の恥は掻き捨てといった類の無責任さとは違います。その無責任さの裏側には深い虚無の穴が空いているのです。深い虚無、それは場合によっては自分自身の命をすら無関心にさせてしまうほどの虚無です。

 うむ、まったく同感。。。

旅にでてきたはいいけど、安直な日本批判主義者になるヤツとかたくさんいるしな。。。「仕事を辞めて旅にでる」という本ですが、いままでの人生をリセットして新しいことに一歩踏み出す、という方におすすめな本。
  ただ、この本を読んで、「仕事や家族をほっぽりだして旅に出たい!」ってことになりましてもワタクシは責任を負えませんのであしからず(笑)けど、それだけのエネルギーをもつ本ですよ。

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