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TOP一人一人の神話を旅する

あれこれ忙しい中、古事記を学ぶということについて(2)

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前回の記事で「俺は昔ワル(悪)だった」という男性について言及しました。

前回の記事はこちら → あれこれ忙しい中、古事記を学ぶということ(1)

220px-Kobayashi_Izanami_and_izanagi-1イザナギ•イザナミの国づくり

おそらく多くの方の経験からいうと、この言葉を使う人に「ワル」はほとんどいないんではないでしょうかね?間は、過去の記憶を自分の都合いいように勝手に書き換える生き物です。で、その書き換えた過去の記憶(及びその印象)をもとに、その人のアイデンティティは形成されていきます。

だから、「自分自身の神話」なんてのは「事実がどうか」などはどうでもいいんです。それが、「今の彼にどう取り入れられているか?」が大切なのかと。

それが、いまの彼のアイデンティティをつくる上で一助になっているわけです。人間は、自分自身で勝手につくりあげた「自らの神話」を生きているわけです。

profile.11997年ネパールのカトマンズ。ワタクシの神話のベースは旅です。

「俺はワルだった」と語る本人は、「ワルだった自分」という過去の記憶を持っているわけです。で、時の経過とともにいつしかそれが彼自身の「神話」となっていくわけです。

今宵も夜の繁華街にいくと、「自らの神話の語り部」たちが、たくさんいます。「あの仕事は俺が手がけた」的な話があちこちでなされています。こうしたものって、事実もあると思うのですが、ほとんどが「神話」じゃないでしょうかね。年月の経過とともに、過去が美しくなってきて、記憶が変わってきてる、みたいな。

p-p4社会人デビューの頃@金沢 2年11ヶ月で辞めたけど「自らの神話」が生まれた場所。

「本当は他の人がリスクを負って手がけた仕事にいっちょ乗りしただけかもしれない。」「本人が思っているほど、その仕事は社会や人から評価されていないかもしれない。」けど、事実かどうかなんてのは、誰にもわからないわけです。ってか、人間は自分の人生を生きていますから、事実かどうかなんてのを詮索してもしょうがないわけです。

人間は、「神話」を人に語ることでカタルシスが生まれるわけです。そして、それを共感されたり、受け入れてもらうことにより自己肯定感が満たされるわけです。その自己肯定感が、「あれこれあったけど、俺の人生まんざらじゃなかったよね」って世界に結びつくと思うのです。その感覚が、試練や苦境に直面した時に「生きる力」のベースになっていくと思うのです。

人間は、自らの神話なしには生きられない生き物です。神話がなければ、「生きる力」が湧きませんからね。でもでもこれって、

「人だけでなく国家も、自らの神話なしには生き長らえられない存在」ということにつながらないか?

と私は思うんです。(次回につづく)


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