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TOP一人一人の神話を旅する

あれこれ忙しい中、古事記を学ぶということについて(3)

Unknown

「人間は、自らの神話がないと生きていけないんじゃないか?」とうい話を前回書きました。

前回までの記事はこちら↓

あれこれ忙しい中、古事記を学ぶということについて(1)

あれこれ忙しい中、古事記を学ぶということについて(2)

そう考えると、人間が集まって形成されている「国家」もきっと同じだと思うのです。

02d37834c4792d0228c7f9453097530d_originalイザナギ•イザナミの国づくり

歴史学者のトインビーさんが「12.3歳までに神話を学ばない民族は滅びる」といっているそうです。私はこの原典にあたったことがないので文脈がわからないんですが、感覚的にはこの言葉はしっくりきます。

Toynbeeアーノルド•J•トインビー(1889〜1975)イギリスの歴史学者

国家も「自らの神話」を語ることでアイデンティティが確立されていけるんじゃないでしょうかね? ってか、自らの神話を語ることでしか、アイデンティティが確立されないんじゃないでしょうかね?

それが、「神話は歴史的に事実かどうかわからない」だとか「日本はある時期に他国に迷惑をかけた」
だとか、本質とずれたところの話にいってしまって、神話が語られなくなる。

たとえば、ここに一人の建設会社で働く社会人がいるとします。ひとつの実験として、彼が語る「自らの神話」を一切合切否定するとしましょう。「あのダムの工事は新入社員の頃の私がやった仕事なんです。水がなかなか抜けなくて困ったんですけど、多くの人の力を借りながらなんとか形にしたんです」という具合に彼が嬉々と語る「自らの神話」。それらを全否定するとしましょう。

たとえば、「あれはお前が新入社員の頃の仕事だろ、ただ言われたことをやっただけじゃないか」だとか「水がなかなか抜けなかったのは選んだ工法が悪かったからだ。現場監督としてのお前のミスだよ」だとか「いつまでも過去の成功話にこだわってるんだよ」だとか、彼の「自らの神話」を一切否定するとしましょう。

おそらく、こんなことを繰り返されていたら、普通の人間だったら数ヶ月もしないうちに精神的におかしくなりますよね。こんな例を出すまでもなく、私たちは国家が「自らの神話を語る自由」を謳歌させていないんじゃないか、と思うのです。

4093946116 専門的な観点からいうと、国家には憲法は適応されないんでしょうが。。。

そこが「今の日本の閉塞感とどこか地続きじゃね?」と考えるとしたらズレてますかね?私は、「他人の語る神話」に対して寛容になり、自分の中で受け止められることが成熟した大人じゃないか、と思うのです。「事実かどうか」って詮索は抜きにしてですね。

だって、「事実に基づいた神話」なんてのは絶対に存在しないわけですしね。それは、国家だって、個人だって同様なんです。(次回に続く)


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